エスポ化学のコアテクノロジー Core Technology
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ノーズパル®希釈薬剤の微粒子噴霧による広大な気液接触面積を利用した新技術
ノーズパル®消臭・空気清浄化システム
エスポ化学株式会社は、1987年に両性高分子化合物が空気清浄化機能を有することを発見して以来、さらなる差別化に成功しました。この「ノーズパル®消臭・空気清浄化システム」は、塗装工場、印刷工場、食品加工工場、ゴム・樹脂・化学品の製造工場や汚泥などの乾燥排ガス、燃焼脱臭装置の二次処理など多くの現場に導入されており、対象排ガスの種類に応じて、硫化水素やメチルメルカプタンなど硫黄化合物用、アルデヒド類用、アミン類用、腐敗臭などの酸性臭気用など、様々な種類のノーズパル®製品を取り揃えております。
ノーズパル®は臭気など空気汚染物質分子の特性を分析・解析した結果、マスキング剤を含めた従来の消臭剤とは全く異なる、エスポ化学の技術の粋を結集させた、画期的な消臭・空気清浄化剤なのです。
清浄化のしくみ
主剤ポリマーと疎水性低分子化合物との組み合わせで、悪臭物質の吸着能力のアップを図りました。
①アニオン性、あるいはカチオン性を有する悪臭物質は主剤ポリマーのイオン性基とクーロン力で結合し、ポリマー分子内に捕捉されます。
②VOCなどの低極性~非極性悪臭物質は、ポリマー主鎖および配合された疎水性低分子化合物との疎水的相互作用によりポリマー分子内に吸着・捕捉されます。
③ポリマー分子内に捕捉された①・②の悪臭物質は、水の蒸発によってゲル化が進み、ポリマー分子からの悪臭物質の再放出はありません。
※「ノーズパル®消臭・空気清浄化システム」は原液を100~300倍に希釈してお使いいただけます。
ノーズパル®の巨大分子は、各種悪臭物質・VOC分子を分子量約2000万の分子鎖に吸着させた後、液滴化・ドレーン化し、排液として回収されます。いわば“液状の活性炭”といえます。
両性高分子化合物の特徴
- 分子量:約2,000万
- 形 体:分子内で集合体(ゲル)形成
- 組 成:親水性基(アミド・アニオン・カチオン)と疎水性基(アルキル基)の配合・配列の組み合わせ
特許権の取得
エスポ化学は、本技術に関する特許権を日本・米国・EU(欧州連合)・中華人民共和国にて取得。
消臭効果に有効なポリマー分子構造高分子(ポリマー)を素材とした消臭剤は、先述4ヶ国に関してエスポ化学の特許権が適用されます。
防カビ・抗菌・防藻・製剤技術
消臭・静菌作用
環境の気密化により高温高湿化が進み、室内いたるところでカビの発生が見られます。同時にカビの代謝生成物であるジオスミン(カビ臭)という最強レベルの悪臭(アンモニアの約23万倍も臭う)、有機酸等、空気中にわずか65ppt(※pptは1兆分の1)含まれていると、ほとんどの人が感知します。そのため居住者や作業者が不快感を抱くだけではなく、胞子飛散により呼吸器系疾患などの重大な健康阻害の原因ともなります。
エスポ化学の製品は、有害微生物などをミクロの皮膜でまとめて包み込む物理作用で効果を発揮します。