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営業開発スタッフコラム 第65回 「スクラバーによる脱臭テスト」

エスポ化学の営業開発スタッフが、不定期でコラムを配信します。
悪臭対策のとっておきのノウハウをはじめ、製品ページではご紹介出来ない情報もお届けする予定です。

テーマ「スクラバーによる脱臭テスト」

エスポ化学株式会社営業開発部の金澤担当部長のコラム

久々にちょっと長めのスクラバーによる脱臭テストについてお話させて頂きます。

 

只今絶賛テスト中(笑)!なのですが、今回は“排ガス温度が高温・高湿度・腐食性・粉じん”もあるということもあり、テストをするにあたり、まず排ガス温度・腐食性ガス成分・粉塵の低減をする必要性があり、溜水式スクラバーを使用しています。後段には薬液洗浄(酸性ガス対策用、アルデヒド対策用)スクラバーを2塔使用しています。

 

溜水スクラバー入口で78℃~72℃だったものが、出口では47~45℃まで下げる事が出来ています。腐食性ガス成分も約1/5まで低減していました(検知管レベル)。給水は井戸水(24℃程度)を使用しています。

給水量は処理風量3m3/minに対してはかなりの水量を使っています。このくらいの量を使用しないと温度があまり下がらず後段のスクラバーに入れられませんでした(PVC製ということと消臭剤の効果が著しく落ちてしまう為)。消臭剤の注入はpHコントール(1塔目)、2塔目は有効成分の減った分だけ投入しています。

今のところテストは順調に進んでいます(最終出口で腐食性ガス成分は検知管では検出出来ませんでした。詳細成分については分析中)。残り半分、頑張ります。

このように脱臭対策では机上だけでの提案だけではなく、実機を想定し、それをスケールダウンしたテストを実施することで、最も脱臭効率とコストパフォーマンスの良い方法を策定し、よりお客様がご納得できるご提案をさせていただきます

お問合せだけでも結構ですので、まずはエスポ化学へご連絡、ご相談をお待ちしております!

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